和菓子屋さんの店先に置いてある腰掛のような青竹の箱は、エアコンの室外機カバー。
和のイメージを好まれる方にお勧めのアイテムです。
切りたての竹の瑞々しいグリーンが美しいですね。

人工的な室外機を視覚的に庭に馴染むように青竹でカバーしています。
また本来の機能に支障が出ないようにし、収納スペースの機能も持たせています。

簡単にメンテナンス、または取り替えができて開け閉めが楽なように、上蓋は半分ずつ開閉できるようにしています。

収納スペースには掃除道具など庭の中で目に触れさせたくないものを仕舞ったり、家庭ごみの仮置き場にも。
蓋つきですから、カラスにつつかれることもありません。

吹き出し口の前には丸窓を開けました。
室外機をカバーする事で紫外線や夏の高温から守り、冷房効率が上がります。

私たちには馴染みの材料の竹ですが、このごろは本物を見たことも触ったこともない人がいるかもしれません。
植木職人は昔から、竹を使って様々なものを作ってきました。
道具であったり、垣根であったり、家の一部であったり。

時代が変わっても、この室外機カバーのように竹の生かしどころはまだまだあると思います。