作庭・剪定・管理 木下造園

2020年06月の記事

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この写真をみてどこを補修したのかよくわからないと思います。が白い部分を施工しました。
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ただコンクリートを打設するだけだと車が乗り込んだ時に破損及び移動してしまうので地面に鉄筋を差し込んで固定します。

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打設する前は道路を通る車が乗り上げガチャンという音が鳴ってキャストコーナーが移動していましたが打設後は音が鳴らなくなり、お施主様のストレスが軽減できたと思います。

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オマケ
どうしても縁石と敷地の隙間ができてしまい草が良く生えてきたりします。
植木屋ですがちょっとした不便な部分の補修等も喜んで施工いたします。

2020/06/05
長野 金具屋

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コロナの緊急事態宣言解除もあり、息抜きをしたく前から気になっていた長野県の金具屋旅館に行ってきました。
息抜きとはいっても日本の芸術、伝統、文化を感じたくこの場所への旅行を決めたのです。
普段の仕事柄、庭の設計、施工、お手入れをさせていただいている中で休みの時も美しさを勉強です。
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1階の奥に進むと天井が青く塗ってあります。
260年前には建物内部の天井を青く塗って空を模していたとはすごい発想だと思いました。
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玄関の石畳
私的には縦長の目地よりも横長の方が安定感、安心感を感じられると思っていますが、ありきたりですし意味合いが何かあって縦に石を配置したのかと思います。
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廊下
水車の歯車、石を配置し、遊び心のある模様になっています。
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部屋の床
石で延べ段を庭では造りますが木で延べ段を造られているのは初めて見ました。
私は庭造りするときにあらゆるものの可能性を考えるようにして提案しますがこの床をみて固定概念をまだ捨てなければいけないと思いました。
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青空の下には商店街が立ち並んでいます。
宿の中に商店街があるなんて楽しすぎます。
(ガラスの中は展示物なのですが刺激があります。)
また床にはまるで天の川のような砂利と切り株が配置され、変化をつけてこの先に何があるのか心擽られる造りになっています。
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室内にちょっとした坪庭!?があります。
山の上で水車があり生活を以前していたのでしょう。
険しさを感じます。
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同じ窓がないのではないかと思うくらいいろんな種類の模様があります。
館内を探検するのが楽し過ぎます。


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建具
館内いろんな部分に変化を取り入れ楽しませてくれます。


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各部屋の入口には屋根があり部屋が一軒家だという意味で造られています。

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洋服ダンスの扉が一枚板で左右対象です。
美しく存在感がある模様をしています。
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床の間と欄間
床の間は銘木を使っており引き締まっている感じがします。
左右の間仕切りの位置等、仕切り部分に力を感じます。
欄間はとてもシンプルで客室に落ち着きがあるように感じます。


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お食事をいただいた部屋です。
床の間、天井が美しすぎてここに住みたいと思うほどでした。
床の間の下部には目隠しとしてなのですがこれも遊び心があります。


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至る所に遊び、変化があり楽しく忙しく飽きない感じです。少しでも良いものを感じ吸収したく、見惚れてました。今後の作庭に際して何か良いものを提案、提供をできればと思います。