鹿威し
既存の蹲の状態です。 また、以前の植木屋さんが作成した鹿威しが朽ちています。 今回はお客様からの依頼で庭の樹木の管理を合わせてご依頼していただきました。 |
お客様から、全てお任せという有難いお言葉を頂戴いたしましたので、デザインを一新し、全て竹で作成いたしました。 特にこの蹲に合うよう、竹の太さに注意しました。 鹿威しの受け口は注ぎ口との変化を持たせ、少しでも味が出ればと思いました。 |
水が受け口側に移り、重くなって手水鉢に水が注がれている状況です。 水の流れが少しでもあると潤いと流れゆく時間を感じられます。 この後に竹が元の形に戻った時の石に当たる「コン」っという音がまた気持ち良く響き渡ります。 |
| 利用しない時は竹の蓋を閉じます。 このような蓋は本来、井筒で良く見かけしますが、周りに下草や灌木がなく寂しい状況だったので少しでも明るくと思って作成しました。 今回久しぶりの竹の加工をしていてやっぱり、モノづくりは楽しいと再確認しました(^^) 新宿にもいろいろな庭があり、できる限りお客様に喜んでいただけるようこれからも頑張りたいと思います。 |